進路説明会校長挨拶(1学年) 令和8年5月29日

 本日は、大変ご多用な中進路説明会にご参加いただきありがとうございます。私は、皆様とお会いするのは、入学式以来ということになります。 あれから2ヶ月。新入生だった生徒も今は立派に啓成高校1年生となりました。ご家庭でのサポートが大きいこともあり、安心し、充実した学校生活を楽しく送っております。来週からは初めての定期考査があります。今後ともよろしくお願いします。

 さて、お子様がご入学されて間もないこの時期に、「もう進路の話か」と驚かれた保護者の方も多いかもしれません。しかし、高校の3年間は本当にあっという間です。実は、お子様の選択肢が最も広く、何にでもなれる可能性に満ちあふれているのは、まさに「今」この瞬間なのです。
 宇宙へ行くロケットの打ち上げをイメージしてみてください。ロケットを打ち上げる際、発射台の角度がわずか「1度」ずれるだけで、宇宙空間に到達したときには、何千キロ、何万キロも離れた全く別の場所にたどり着くことになります。

 小学校から中学校へ進学することと違い、中学から高校を選択するときは本当に考えて決めたことと思います。様々なタイプの高校があるからです。しかし、高校から大学へ選択というのは全国の大学が対象となり、様々な学部学科があるために、自分の学びたいこと、将来の夢などと併せて考えなければなりません。まさに、 高校1年生の「今」という時期は、まさに子どもたちが人生の発射台に立っている瞬間です。

 文系に進むか理系に進むか、どんな学部や学科かあるのか、どんな専門学校があるのか、どんな仕事があるのか。今、目の前にある選択肢はどれもまだ遠くに見えるかもしれません。しかし、この「今」選ぶ真剣さの違いが、3年後、そしてその先の未来で、驚くほど大きな差となって現れてきます。
 選択肢が一番多い今だからこそ、生徒たちには妥協せず、自分の行きたい方向へしっかりと舵を切ってほしいと願っています。つまり、「夢」をもってほしいと思います。ただし、ここで私たち大人が気をつけなければならないのは、「大人が勝手に発射角度を決めてしまわないこと」です。親の望む方向へ無理に角度を曲げようとすれば、ロケットは失速してしまいます。

 大事なのは、子ども自身が「あっちの星へ行ってみたい!」と目を輝かせたときに、その角度を信じて、そっと背中を押してあげ、見守ることではないでしょうか。
 繰り返しになりますが、高校1年生のこの時期は、最も選択の幅が大きく、同時に最も悩む時期でもあります。学校とご家庭がしっかりと手を取り合い、お子様が最高の角度で未来へ飛び立てるよう、全力でサポートしてまいりたいと思います。
 3年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 本日は第1部、第2部に分かれご説明を申し上げます。もし疑問点があれば、遠慮なく本校のスタッフへ質問をしてください。
 本日は、大変ありがとうございました。