令和8年度避難訓練校長講評
令和8年6月25日
皆さん、本年度第1回目の避難訓練、お疲れ様でした。本日は、厚別消防署もみじ台出張所の所員の方々にお越しいただき、皆さんの避難の様子を見ていただきました。先ほどいただいた講評を、一人ひとりどう受け止めたでしょうか。皆さん各々、しっかりと真剣に訓練に臨むことができたでしょうか。皆さんの避難を見ての感想ですが、冷静に整然と避難できていました。すばらしいと思います。
ただし、今日は「あらかじめ時間がわかっている」中での避難でした。実際の災害は、ある日突然、予告なしで私たちを襲ってきます。この学校には、生徒、職員、そしてお客様を含めて、およそ1000人の人がいます。もしもの時、この1000人が一斉に避難することになるのです。そう考えると、今日のような訓練の場で、あらかじめ避難経路を体と頭で覚えておくことが、どれほど重要かがわかると思います。
今回の訓練の主なねらいは、火災に対する防災意識を高めること、そして避難経路や避難態勢を確認することでした。
最近、北海道でも震度3以上の地震が頻発しています。今朝も大きな地震が発生したところです。「いつ、どこで災害が発生するか分からない」というのが、私たちのリアルな日常です。
人間は、万が一火災などの災害に見舞われたとき、どうしても慌ててしまい、パニックになって冷静な判断ができなくなります。それどころか、「自分は大丈夫」と思っていても、実は約80%の人が、恐怖のあまりその場で体が動かなくなる「凍り付き症候群(フリーズ)」に陥ると言われています。
だからこそ、私たちは何度も訓練を繰り返す必要があるのです。普段から繰り返し動いておくことで、いざという時、一瞬フリーズしたとしても「あ、こっちへ逃げるんだ」と平常心を取り戻し、命を守る的確な行動が取れるようになります。
これからの皆さんに意識してほしいこと
今回は学校での訓練でしたので、先生の指示に従って集団で動くことが中心でした。しかし、もし家にいるとき、あるいは街へ外出しているときに災害が起きたらどうでしょうか。皆さんはもう、誰かの指示を待つだけの年齢ではありません。自分の身は自分で守る「自助」の意識、そして、周りの人と協力して互いの身を守る「共助」意識を、普段から持っていてほしいと思います。
また、学校行事も控えています。もうすぐ学校祭ですね。学校祭では、模擬店の調理で火を扱うのはもちろん、スポットライトや電灯など、熱を持つものの周りに「燃えやすいもの」がないか気を配ることも、立派な防火活動です。楽しい行事を安全に成功させるためにも、ぜひ一人ひとりが意識してください。
災害は決して人ごとではありません。「自分の命、そして大切な人の命に関わること」だと十分に心に刻み込んでください。
本日は、一日防災学校の日でもあります。家庭に戻ったら、みなさん一人一人のご家庭の防災について話題にすることも大事だと思います。
大変すばらしい訓練だったと思います。これで私からの講評は終わります。