式辞

式  辞

 

 柔らかな風が校舎へと、春の香りを運び、美しい桜の季節を予感させる今日の佳き日に、令和8年度「北海道札幌啓成高等学校 入学式」を挙行できますことは、在校生ならびに教職員一同大きな喜びであります。学校を代表いたしまして厚くお礼を申し上げます。

 

 新入生の皆さんが本日晴れて北海道札幌啓成高等学校の生徒として新たなスタートを切られましたことに、心からお祝いを申し上げます。

 

  ただ今、入学を許可しました320名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎いたします。また、これまでずっとお子様を温かく見守り、支えてこられた保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。

 

 本校は、昭和41年開校して以来、昭和43年理数科が設置され平成22年には、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されるなど六十年の歴史があります。現在は、普通科21クラスと理数科3クラスからなり、校訓「剛健礼譲(ごうけんれいじょう)」のもと、生徒と教師がひとつになって、学習活動や探究活動、部活動、ボランティア活動など積極的に取り組み、大きな成果をあげております。新入生の皆さんもこの校訓を胸に刻み、何事にも誠意と熱意を持ち、創意を凝らして、自分自身を高めて行って欲しいと思います。

 

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 ここで、入学に当たり、一つの期待を述べたいと思います。それは、

 

    「飛び込む有気(ゆうき)が未来を変える」

ということです。

 

 だれでも、知らないことや、初めての学校生活など、経験したことのないことに対して不安になるものです。「失敗するのではないか」「恥をかくのではないか」「人からどんな風に見られているのか」などと縮こまってしまいがちです。「何かをやならければならない場面」や「人から頼まれる場面」は、どんな人でもあります。その時に、「やったことがないから」とか、「他にもっとやれる人がいるから」という理由で新しいことに挑戦しないと、いつまでたっても自分の殻を破ることはできません。みなさんにも「難しいと思っていたけどやってみたら案外楽だった」という経験はないでしょうか。壁というのは、下から見るより上から見た方が低く見えるものなのです。一度挑戦すると、見える風景が一気に変わります。

 

 孔子は論語の中で、「義を見てせざるは勇なきなり」

という言葉を述べています。

 人として行うことがわかっていながらそれをしないのは臆病者である。という意味です。失敗を恐れて新しいことに挑戦しないと、限界が決まってしまいます。勇気を奮って新しいことにどんどん挑戦しましょう。

 

 結びになりますが、保護者の皆様方には、大切なお子様を本日から3年間お預かりいたしまします。私ども、ご家庭と十分に連携を図りながら、地域から一層信頼される学校を目指して、教職員一同、一丸となって、教育活動の充実に努めてまいる所存でありますので、本校教育への変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げる次第であります。

 

 教育は、「学校」「家庭」「地域」一体となり、お互いが協力し合うことで成果が上がるものと考えております。どうか、本校の教育方針をご理解いただきご協力と、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 本日入学された新入生の皆さんの大いなる健闘を心から期待いたしまして、式辞といたします。

 令和8年4月8日

北海道札幌啓成高等学校長 酒 井 徹 雄