2018(平成30)年度 - 活動レポート

北海道大学研修

2019/01/08~01/09 北海道大学研修

北海道大学研修

日時 1月8日(全日):工学部・理学部(化学)・電子研
1月9日(全日):理学部(数学・生物)
場所 北海道大学理学部・工学部・電子研究所の計6研究室
対象 第2学年理数科 40名
担当 SSH推進部
内容 本研修は9月7日に実施予定でしたが、前日に発生した北海道胆振東部地震の影響で日程を変更して、本日の実施となりました。北海道大学の各研究室では、1日、実験・実習を行いながら最先端の研究に触れてきました。データ取得への厳しい姿勢及び科学的な研究手法・思考を学びました。北海道大学の先生方、貴重な研修機会を与えて頂きありがとうございました。
研修テーマ等:
・数学「3D パズル組上げに挑戦」理学研究院数学部門教授 松本圭司氏
・化学「分子の網で液体を捕まえる~高吸水性樹脂について~」大学院理学研究院化学部門教授 佐田和己氏
・生物「動物の卵子と受精、発生~マウスの解剖~」大学院理学研究院生物科学部門准教授 小谷友也氏
・工学「音を目で見よう~音の波長と周波数の関係から音速を求める~」工学研究院応用理工系学科教授 西口規彦氏
・工学「生物型移動ロボットを動かしてみよう」工学研究院機械知能工学科准教授 原田宏幸氏
・電子研「実験と数学で化学反応や自走粒子運動の秘密を探る」電子科学研究所教授 長山雅晴氏

日本動物学会北海道支部第63回大会

2019/03/23 日本動物学会北海道支部第63回大会

会場 北海道大学理学部
参加者 科学部 1名
内容 科学部の研究グループ(テーマ:対捕食戦略の異なる近縁な陸産貝類二種は、移動速度も異なるのか?)が、高校生による特別発表(口頭発表)部門で、優秀賞を受賞しました。殻を振り回し捕食者と戦いながら逃走するエゾマイマイは、殻を振り回すのに必要な筋力が逃走速度に対しても有効に働いているという仮説を立て、エゾマイマイとヒメマイマイの移動速度を種間比較により検証した成果が評価されました。

第66回日本生態学会神戸大会

2019/03/17 第66回日本生態学会神戸大会

会場 神戸国際会議場
主催者 一般社団法人 日本生態学会
参加者 科学部 1名
内容 科学部の研究(テーマ:ヒメザゼンソウ(Symplocarpus. nipponicus)の開花傾向と越冬戦略)が、高校生ポスター発表会でナチュラルヒストリー賞を受賞しました。啓成高校敷地内自然林に多数展葉するヒメザゼンソウの個体群の継続調査から、密度と開花個体割合、花数と葉枚数・葉サイズとの関係と経年変化、シュートの内部構造等、ヒメザゼンソウの生態を明らかにしたことが評価されました。

HISF ポスター発表会

2019/03/08 HISF ポスター発表会

会場 札幌市青少年科学館
参加者 第2学年理数科 39名
海外研修参加生徒 14名
内容 本校が主催する北海道インターナショナルサイエンスフェアで、課題研究(科学研究)に関するテーマ10件、サスティナビリティに関するテーマ4件の発表を行いました。海外研修参加生徒のグループ(テーマ:Nature of Malaysia)が、Communication 賞で1位を受賞しました。

サイエンス英語特別講座(普通科)

2019/02/05~02/06 サイエンス英語特別講座(普通科)

サイエンス英語特別講座(普通科)

時間 各クラス2時間
対象 第1学年普通科全クラス
講師 神田外語大学外国語学部英米語学科専任講師 柴原智幸氏
担当 英語教諭、SSH推進部
内容 英語によるポスター発表及び口頭発表に向けて、NHKラジオ英会話講師として有名な、専門的知識を有する柴原先生より科学における英語の使い方等について実践的な指導を受けました。放課後には、2日間にわたり、ボランティアで英語表現の特別講座も開催してくださいました。英語で盛り上がったとても有意義な2日間になりました。ありがとうございます。

サイエンス英語I 英語イマージョン科学講座

2019/02/05 サイエンス英語I 英語イマージョン科学講座

サイエンス英語I 英語イマージョン科学講座

テーマ 「エネルギー保存の法則」
時間 6、7校時
場所 物理教室
対象 第1学年理数科40名
講師 北海道大学留学生12名
オブザーバー 神田外語大学外国語学部英米語学科専任講師 柴原智幸氏
担当 理科教諭、英語教諭
内容 本日は、特別ゲストとして、柴原先生に授業を参観していただき、英語で科学を学ぶ本校の取組について意見を伺いました。授業開始時に、日本語で専門用語を確認する場面があり、常にオールイングリッシュにこだわる必要があるのかどうか担当者として悩んでいましたが、限られた時間で授業を進めるためには、日本語で効率よく説明する場面は必要だとのご意見をいただき、今後の進め方の参考になりました。

環境道民会議

2019/01/23 環境道民会議

会場 札幌国際ビル
主催 環境道民会議北海道
参加者 道民、事業者、行政関係者 約150名
報告者 第2学年普通科2名
内容 道民、事業者、行政が互いの連携のもとで自主的、積極的に環境保全活動取り組み、その活動をより広がりを持ったものとしていくために設置(事務局:北海道環境生活部)された20周年記念「SDGsフォーラム」で、本校の北海道大学と連携したSDGsをテーマとした探究学習(フューチャービジョン)の実践を、本校生徒がパネラーとして報告してきました。参加者からは、生徒の堂々とした質疑応答の姿を評価するコメントをいただきました。

マレーシア熱帯林海外研修

2019/01/05~01/14 マレーシア熱帯林海外研修

マレーシア熱帯林海外研修

参加生徒 第1学年(普通科3名、理数科5名)
同行講師 前サバ大学熱帯生物保全研究所准教授 辻宣行氏
引率 本校教諭 2名
日程
1.05 新千歳空港出発、泉佐野市泊
1.06 関西空港出発、出国
1.07 サバ大学訪問
・プレゼンテーション発表、講義、標本庫見学・実習
クリアスマングローブ森林保護区
・川沿いの動物調査、希少動物保護についての考察
1.08 ポーリン温泉公園訪問
・ 低地熱帯林の植生と林冠観察等
1.09 メシラウ小学校訪問
・ 本校生徒によるサイエンス教室
キナバル国立公園
・ 植物園にて樹木・草本・昆虫等の観察、下部山地林の垂直分布観察等
1.10 サバ大学隣接の海岸及びサバ大学訪問
・ 海洋漂着ゴミ(マイクロプラスチックを含む)調査、講義、環境保全に関する議論
1.11 オールセインツ中等学校訪問
・ プレゼン発表会、科学の授業体験、環境問題議論
1.12 コタキナバル湿地センター訪問
・ マングローブの植林、ガイドウオーク、講義等
1.13-14 コタキナバル空港出発、帰国

研修時の様子
 事前研修では、とても消極的だった生徒生徒が、現地で積極的に行動していたり、最終日のオールセインツ中等学校でのプレゼンテーションでは、自分の言葉でしゃべろうとする姿勢が目立ち、生徒の成長が見られた。海洋プラスチック汚染に関するサバ大学、オールセインツ中等学校との協働的な調査は、翌日の新聞記事となり大々的に報じられ、SSH研究指定校の宣伝にもなりました。

道外研修 テーマ : 最先端科学技術

2019/01/09~01/12 道外研修 テーマ : 最先端科学技術 

道外研修 テーマ:最先端科学技術

参加生徒 第1学年(普通科3名、理数科12名)
引率 本校教諭 2名
日程
01.09 海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部訪問
・講義、「しんかい6500」等見学、高圧実験水槽圧力実験
01.10 物質・材料研究機構 (NIMS)訪問
・ 超伝導材料、クリープデーターシート、次世代太陽電池、クリーンルーム、超高純度ダイヤモンド結晶、ファイバーフューズに関する講義、実習
01.11 (独)高エネルギー加速器研究機構(KEK)訪問
・ 常設展示見学、筑波実験棟「Bファクトリー実験施設」見学
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
・ 運用管制室、宇宙飛行士養成エリア見学
理化学研究所バイオリソース研究センター(BRC)訪問
・ 講義「実験動物の発生工学について」及びラボ見学
01.12 日本科学未来館訪問
・ 館内研修、振り返り

内容
上記の最先端研究施設を視察し、研究者や技術者に直接質問する機会を持つことで、最先端の科学技術に関する理解を深め、研究に対する態度・考え方を学びました。今年度は、もっとじっくり研修先で過ごし、講師と対話しながら学べるように、訪問先を2ヵ所減じて実施しました。研修先から、生徒の積極的な質疑の態度を評価してもらうメールをいただくなど、生徒の意欲にもプラスに働いた研修となりました。

インターネット会議 11月

2018/11/20 U18 インターネット会議 11月

時間 7:50~8:50
場所 物理教室
対象 第2学年普通科 探究「Future Vision」
   Sustainable Future Earth選択者22名
担当 理科教諭、英語教諭、ALT
講師 酪農学園大学准教授 吉中厚裕氏
内容 6回目の今回は、本校1グループの発表("Survey on distribution status of Micro plastic")とマレーニー州立高校の2グループの発表("Whales and Plastic Pollution", "Biodegradable Plastics and Marine Wildlife")について質疑応答をしました。プラスチックの話から、ヒゲクジラの繁殖へと話が広がり、なかなか面白い質疑応答になりました。来月は、実際にオーストラリアで、これまでの議論を踏まえて、高校生としてどのようなことができるのかを議論することになります。