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SSH道内研修
令和5年6月15日から16日の1泊2日で道内研修を実施しました。この研修は、1年生理数科40名を対象とし、千歳・有珠山方面のAコースと富良野方面のBコースの2つに分かれて行いました。
Aコースでは、1日目は千歳科学技術大学の長谷川先生を講師に、フォトダイオードを使った光検出回路の作成に取り組みました。2日目はUNESCO世界ジオパークである有珠山の巡検により火山噴火と地殻変動について学ぶとともに、噴火によって失われた植生の回復を比較・観察し、遷移のモデル的過程と植物の生育環境について理解を深めました。
Bコースでは、1日目は三笠博物館を訪問し古生物学の面白さとともに北海道の成り立ちについて学び、十勝岳の巡検では垂直分布や植生の遷移を五感で学びました。2日目は東京大学鈴木先生を講師に、演習林の毎木調査を行い、そのデータをもとに樹冠投影図を作成する実習に取り組みました。
生徒たちは現地でしか得ることのできない経験や体験的な学びをとおして、科学技術や自然環境についての興味・関心・キャリア意識を高めるとともに、課題研究のテーマ設定や観察・研究手法のヒントを得ることができました。
第1回 国際共同研究アカデミー
6月10日(土)午前9時から本校生物教室において第1回 国際共同研究アカデミーが開催されました。本校1年生の46名の参加者に加え、ZOOMを活用したオンラインにより、北見北斗高等学校、札幌市立開成中等教育学校、滝川高等学校からも参加をいただきました。開講式では本校の斉藤光一校長の挨拶、参加校紹介の後、本校、村田祐亮教諭から国際共同研究アカデミーの概要が説明されました。続いて、1「国際共同研究の意義とこれまでの取組」、2「課題研究とは何か」という2つのテーマについて熱心なグループワークが繰り広げられました。
「グラレコ」に挑戦
6月8日(木)、Future Vision(総合的な探究の時間)が夏休み後から本格的に始まるのに先立ち、情報整理の手法の1つである「グラフィックレコーディング」について学びました。その後、大学教授による「ウェルビーイング」という概念についての短い講義を視聴した後、学んだ手法を実際に用いてグラフィックレコーディングに挑戦してみました。この先行う探究活動が少しでも有意義となるように、今後も情報処理能力や批判的思考力を涵養していきます。
【3学年】進路別講演会
6月8日(木)、6・7時間目に第3学年対象の進路別講演会が行われました。代々木ゼミナールの講師の方たちをはじめ、大学等の先生方をお招きして、生徒たちは8コースに分かれて、大学入試や受験勉強についてなど様々な情報を教えていただきました。
海外研修・国際交流説明会
6/6(火)に海外研修・国際交流説明会が実施されました。1、2年生の生徒・保護者120名が参加し、啓成高校で実施されている研修での学びについて理解を深めました。今年度は4年ぶりにオーストラリア研修・マレーシア研修も実施予定で、1月のインド・マレーシアの留学生来日時には、啓成高校の生徒宅にホームステイの受け入れもお願いする予定です。カナダ研修、イングリッシュキャンプなどの語学研修も実施します。4年前のマレーシア研修を経験した先輩(小樽商科大学2年生)からは、「研修を通して自然科学などにも興味を持つことができ、考え方も大きく変わったと」「研修が将来の目標を見つけるきっかけになった」というお話もありました。生徒のみなさんが、研修を通して自分の世界を広げてくれることを期待しています。